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「七日の王妃」見所感想と全話紹介・燕山君と晋城大君に愛された高官の娘

韓国ドラマ「七日の王妃」

ヨン・ウジン&イ・ドンゴン&パク・ミニョン共演!

史上最悪の暴君・燕山君と後の中宗王になる燕山君の異母兄弟・晋城大君に愛された高官の娘(後の端敬王后)

 

 

 

見所チェック

天真爛漫な高官の娘チェギョンは王子の身分を隠して街に出ていたヨクと最悪な出会いをするが婚姻相手として紹介され再会する。
燕山君は物怖じしないチェギョンに興味を持ち淡い恋心を抱き始めるが、自分と代わり王となることを望まれているヨクとの関係を知り結婚の約束をした二人を引き離す
二人の王に愛され七日だけ王妃になった女性のロマンス劇場!!
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どんな時でも悪者として名が上がる燕山君。

「実は良い人だった」みたいなフィクションがあってもいいのですが燕山君に限っては一度も見た事がないですよね。

権力を振るい私利私欲に走った事で、たとえ王様であっても失脚させられる事になるのですが何故、史上最悪の暴君となったのか?

簡単に説明してしまうと、

弟だけを可愛がる先王に嫌われ実の母親は廃妃となり毒殺されてしまった燕山君は愛を知らずに孤独に育つ。

18歳で即位すると今までの我慢が爆発し側近だけでなく曽祖父である世祖を否定した士林勢力の官吏を大量処刑、母親の復位に反対する重臣たち、また母親の件に関係している者を全員処刑、母親の廃位を進言した貴人厳氏と貴人鄭氏を子に殺害させ子には賜死、そして母親を追いやった仁粹大妃に刀を持ったまま乗りこむ。

これだけ大量虐殺をしていればクーデターが起こるのも当然ですね

 

 

全話紹介

「7日の王妃」全話ネタバレはこちらで紹介しています

冒頭をちょこっと紹介

反対勢力を大々的に排除し王権を安定させたが干ばつが全国的に襲い天地異変は君主の責任と考えられていたので怒りに震えていました。

そんな時、王室の婚礼が助けになると言い伝えがあり、異母兄弟の弟・イ・ヨク=晋城大君(のちの11代王・中宗)に妃を迎えてはどうかと意見が上がります。

燕山君は正室の兄であるシン・スグン(都承旨)の娘チェギョンを弟の妃にと命じるが、スグンは権力者の縁談をずっと断り続け居昌にチェギョンを隠していたので戸惑います。

その頃、何も知らないチェギョンは男装して勝手に上京し父親に手紙を届けようとするが偶然にも城外で晋城大君と出会います。

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「先王の遺言が密旨として残っています。権力が集中すると名文を与えてしまいます」

側近である官僚イム・サホンに言われた燕山君は父親が弟ばっかり可愛がっていただけでなく「成人したら晋城大君に王の座を譲れ、お前は朝鮮を滅ぼす」と言われていたので動揺を隠せずにいました。

自分は廃妃の息子だから可愛がってくれないのだと思い生きてきた燕山君は弟がいなくなれば安泰だと思い「スグンの娘と結婚し居昌で静かに暮らせ、そしたら命は助けてやる」と言い放つが弟に慕われ可愛がっていた頃もあるため感情がコントロールできなくなります。

 

1人馬を走らせ温泉に向かう燕山君は父親へ届けるはずだった手紙と金が入った巾着を盗まれ困っていたチェギョンと出会います。

哀れに思った燕山君は宿に泊めてやるが毒を盛られ気を失ってしまいチェギョンに助けられた事で「次会った時は願いを聞いてやる」と置き手紙を残しました。

晋城大君は母親である慈願大妃に連れられスグンの屋敷を訪ねます。

チェギョンは両親を訪ねるが巾着を盗んだ男がいたので言い争いとなるが王子の晋城大君だと知り驚きます。

婚姻の話があると知りチェギョンは喜ぶが王族に近付けたくない両親から反対されます。また話に乗り気でない晋城大君だが手紙や金を盗まれた話を聞き思い当たる節があるためチェギョンを連れて訪ねます。

王への献上米を盗み村人から暴行を受けていたところを助けたのがきっかけとなり盗人ソノは手紙を返し2人に忠誠を誓うが密旨の事を知っている父親マッケ(先王の仕官だった)から高位な方との付き合いは寄せと注意されます。

「7日の王妃」全話ネタバレはこちらで紹介しています

 

見解・感想

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なんとも切ない。この時代、最も権力があるのが表向きは王ではあるが朝廷を操っているのはやはり重臣たちですね。

ドラマでは町に繰り出し調べたりするのを頻繁に見るが実際にはおそらく不可能であり重臣たちの報告でしか分かっていないと思う。

実際は本当に左議政の力を得るために王子の時に婚姻したのでは?と頭をよぎってしまい調べると夫婦の仲は良く王妃を退かせるべきと進言されるなか最後まで反対していた記録があるみたいですね。

離縁してしまうが中宗は彼女をしのんで仁王山の岸にいる端敬王后の実家を遠くから眺め、その事を知った彼女が一緒にいる時によく着ていたチマ(韓服の下衣)を広げていたため「チマ岩」と呼ばれるようになった。チェギョンの永遠の愛の誓い方は間違いないのかも知れませんが謀反により王に立てられたので中宗も断る術がなかったのかも。

中宗は後継ぎの件があるため2人の王后9人の側室により9男11女を得たが廃妃シン氏は生涯独り身で71歳で亡くなっています。(廃妃となったが21代英祖の時に復位・端敬王后となる)。

そういえばこのドラマに出てくるミョンヘが中宗の2番目の章敬王后なんだがその話も取り入れて欲しかった。